特別行事
光西寺 前坊守 渡邉秀子の通夜・葬儀のこと
本堂前の様子
2024年4月28日に 光西寺 前坊守 渡邉秀子(法名: 永楽院釋秀靜 えいらくいんしゃくしゅうじょう)が 99歳にて往生いたしました。
このページではその通夜・葬儀の模様をお知らせさせていただき、当日、用事等でお越しいただけなかった方々にも感謝の念をお伝えしたく思います。
以下に掲載させていただくのは、出棺前に住職があいさつさせていただいた、その文言となります。ここにも述べさせていただいておりますが、渡邉秀子にご厚情を賜りました有縁の方々全てに御礼の気持ちをお伝えしたく思います。まことにありがとうございました。南無阿弥陀仏。
光西寺住職 渡邉頼陽
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本日は光西寺 前坊守 渡邉秀子、法名 永楽院釋秀靜 の葬儀にお越しいただき、まことにありがとうございました。
秀子はこの四月の二十八日に九十九歳の生涯を全うし、往生させて頂きました。浄土真宗の信仰から申せば、人の寿命の長短もその亡くなり方も、様々なご縁の結果そうなるもので、そこに善し悪しはないわけですが、長い期間、僧侶として活動し、最期に大病に苦しむこともなく亡くなったことは、見送る家族としては非常にありがたいことでありました。
そして彼女がそのように僧侶として長く活動できたこと、最後には安らかに死を迎えることが出来たことは、本日お越しになられている皆様とのご縁を頂いてのことであったことが確かであろうと思われます。
先々代の住職とともに光西寺を運営してゆくことは、お越しの檀家さんやその親御さんのご指導やお支えがあってこそ初めて可能であったでしょう。また本日お越しの御法類の皆様に様々なご相談をさせて頂き、その道行きが定まるといったこともあったはずです。そして昨日・本日と立派な儀式を行って下さっているのは多摩組各寺院の法中様ですが、そうしたお寺同士のネットワークの中で様々な気づきや安心を得られたはずです。こうしたご縁の中で彼女の長きにわたる僧侶としての活動がありえたのだと思います。
また長きにわたり至誠ホーム様とはご縁がございましたが、特にその晩年においては、さきほどお別れの言葉をいただいた、吉原さんのおられる、至誠ホームアウリンコでお世話になりました。彼女はだんだん誰が誰だか分からなくなっている様子でしたが、話せば必ず、ホームで楽しく過ごしていることを教えてくれました。そうした安心の環境であるから、穏やかなお別れが可能となったのだと思います。
そうした諸々のご縁を下さった皆さまに改めて本人に代わり、そして心穏やかに彼女を見送ることが出来た寺族の感謝をお伝えしたく代表し、ここに深く御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
これからも秀子存命の時と変わらぬご厚情を賜れますよう、よろしくお願いいたします。秀子を思い出した時も、そうでない時も、一声かけて下さったり、お越しいただければと思います。一人の人物を共に送り出すご縁から始まる、我々の新たなご縁もあるはずです。何とぞよろしくお願いします。
では最後となりまずが、重ねて本日の渡邉秀子の葬儀にお越しいただき、誠にありがとうございました