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定例学習会

 
知的な宗教的要求に応える定例学習会。
現代社会における仏教・宗教の問題に真剣に取り組みます。
[1]仏教講座:第1土曜14:00~16:30(但し、12月のみ第2土曜。9月・1月・3月は休み)
[2]真宗講座:第2月曜13:00~15:30(9月・1月・3月は休み)
[3]仏教と生命倫理:第4水曜13:00~15:30(9月・12月・3月は休み)
[4]仏教と女性:当分の間、休止。
 (2021/3/19更新)

[1] 仏教講座(東アジア仏教史論) 2021年4月~2022年3月の予定

  講師:岡本一平(慶應義塾大学非常勤講師)
(2021/3/19更新) 
 

本仏教講座は、東アジアにおける仏教思想の歴史を考えることを目的としています。

東アジアの仏教思想史は、多くの場合、国別、あるいは宗派別に理解されることが多いのですが、本講座では、そのような理解とは異なる方法をとるために、主に中国の仏教思想家、浄影寺慧遠(じょうようじえおん、523592)の著作を読み解きながら進めます。

慧遠という仏教思想家は日本人に殆ど馴染がありませんが、天台智顗(てんだいちぎ、538592)、嘉祥大師吉蔵(かじょうだいしきちぞう、549623)と並んで隋の三大法師と呼ばれ、彼らにも少なからず影響を与えています。慧遠は日本の仏教諸教団の祖師たちよりも、早い時代に活躍しましたので、各宗派の祖師たちの多くは、賛否を含めて彼の思想と関わりをもっています。

慧遠の主著『大乗義章(だいじょうぎしょう)』全20巻は、東アジアにおける最大量の仏教思想書であり、説一切有部(せついっさいうぶ)と、『成実論(じょうじつろん)』という仏教を代表する二つの思想を踏まえながら、「大乗とは何か」を探求した書物です。慧遠自身の著作が読まれることは余りありませんが、彼が設定した多くのテーマが、現在も東アジアにおいて国や宗派を超えて息づいており、仏教思想の骨格と多様化を理解するのに最適だと思います。その意味では、慧遠は東アジア仏教思想の起源に位置する一人です。慧遠ではカヴァーできない問題もありますので、それは適宜補足しながら、お話します。

 だいたい講義1時間半、質疑応答1時間くらいを目安にしています(質問しなくて聴講だけでも問題ないです)。仏教に関心のある方であれば、どなたでもご参加いただけます。また講義と直接関係なくとも、仏教に関することであれば何でも質問して下さい。一緒に考えましょう。本講座は3年目になりますが、新しく参加される方をお待ちしています。話はだいたい一回につき一テーマです。仏教のテーマは幅広いので、興味を持ったらそこから学びを始め、様々なテーマを繰り返し考え続けることが大切です。

開催日時

2021年
・4月3日(土)14:00~16:30
・5月1日(土)14:00~16:30
・6月5日(土)14:00~16:30
・7月3日(土)14:00~16:30
・8月7日(土)14:00~16:30
・9月は休み
・10月2日(土)14:00~16:30
・11月6日(土)14:00~16:30
・12月11日(土)14:00~16:30
2022年
・1月は休み
・2月5日(土)14:00~16:30
・3月は休み

[2]真宗講座 2021年4月~2022年3月の予定

講師:渡辺頼陽(光西寺副住職)
(2021/3/19更新) 

2021年度の真宗講座についてお知らせします。今年度は新型コロナウィルス禍の影響により、講座で取り組む内容を参加者の皆さんと検討しながら進めてゆくこととなると思います。ですから年間を通してこれを読む、という計画を明瞭に申し上げられません。以下にその理由を簡単に述べます。

本講座は親鸞聖人の主著である『教行信証』を読むことを目標として始まった講座です。ただし、これにすぐ取り組むことは致しませんでした。なぜかというと、この『教行信証』は用意なしに取り組むとその論旨を見失いやすいものであるからです。そこで、本講座ではこの〈前準備〉として、真宗の教義を簡明な形で理解してからこれに臨もうと、『御文章(蓮如上人のお手紙)』や『御消息(親鸞聖人のお手紙)』などを読んできたのでした。そしていよいよこれに取り組もうという話が出始めたところで、このコロナ禍が出来しました。このせいで講座に常に参加されていた方々が欠席されざるを得なくなりまして、『教行信証』を読み進めてゆく計画は現在、宙に浮いた状態にあります。

こうした具合ですから、本年度はコロナ禍が落ち着き、従来参加されていた方々が安心して来寺して頂けるようになるまで、『教行信証』を読み進むうえで役に立つ諸文書を読みながら、その機を待つ予定でおります。現在、講読を予定しておりますのは『御消息』の残り、『恵信尼消息(親鸞聖人の妻であられた恵信尼公のお手紙です)』などです。そしてそれ以降については、先に述べたように、講座の参加者の皆さんと話し合って検討してゆく予定です。つまり本年度は例年よりも講座全体の連続性が緩やかなものとなるはずです。ですから浄土真宗の教えや歴史に関心をお持ちの方は、気の向いた時で結構です、気楽にご参加ください。

さて本講座の日程ですが、昨年度と同じく各月の第2月曜日(13:00~15:30)に行うこととします。また、講座の進行スタイルについてですが、これも昨年度同様、輪読した後に質疑応答を行うスタイルを採ります。

最後に本講座の参加資格についてです。本講座はテキストを直に読むことを旨としておりますので、お持ちでない方には『浄土真宗聖典』をご購入して頂かなくてはなりません。これが唯一の参加条件であります。

開催日時

2021年
・4月12日(月)13:00~15:30
・5月10日(月)13:00~15:30

・6月14日(月)13:00~15:30
・7月12日(月)13:00~15:30
・8月9日(月)13:00~15:30
・9月は休み
・10月11日(月)13:00~15:30
・11月8日(月)13:00~15:30
・12月13日(月)13:00~15:30
2022年
・1月は休み
・2月14日(月)13:00~15:30
・3月は休み

[3]仏教と生命倫理(現代の生老病死) 2021年4月~2022年3月の予定

講師:渡辺(寿台)順誠(光西寺住職)
(2021/3/19更新) 

私はこの10年ほど生命倫理の研究をしてきました。それは、生殖補助技術や出生前診断(生)、超高齢社会におけるケア(老)、臓器移植や再生医療(病)、終末期医療や安楽死・尊厳死(死)といった生命倫理に関わる問題こそが、現代における人間(生老病死)のあり方を端的に示しており、生老病死の苦からの解放(解脱)を説いてきた仏教が、いま改めて取り組むべき問題ではないかと思ったからです。ですから、私はこの間、光西寺の講座や法話でも、折に触れてそうした問題を取り上げてきました。が、これまでのところではまだ、「仏教」と「生命倫理」をどう関連づけるべきか・関連づけられるかという問題に、本格的に取り組んだとは言えません。そこで、今年度から私はもっと深く突っ込んでこの問題を考えてみたいと思います。

2021年度は、手始めに「仏教的生命倫理学の権威」とされるダミアン・キーオンの『仏教と生命倫理』(Damien Keown, Buddhism and Bioethics, Palgrave Macmillan, 1995)を読みたいと思います。なぜこの本を読むのかというと、生命倫理の諸問題に対する仏教の立場を考える際、どのような手続きで議論を進めるべきなのかを明らかにしてくれているからです。本書は、ある問題に対する仏教の見解を打ち出す場合、①「経典」にその問題についての直接的な言及があれば、それに基づくことが最優先されるが、経典にそのような文言がない場合には、②経典に合致する「原理原則」に基づくことが優先され、それも定かでない時には、③「解釈の伝統」に基づくことが求められ、そしてそれも明らかでない時に、④「私見」を主張することになる(=但し、「私見」と言っても単なる「好み」や「感情」ではなく、「推論を通した見解」でなければならない)、という仏教的典拠の優先順序を明らかにしているのです。日本にも「仏教と生命倫理」に関する本はいくつかありますが、このような明快な手続きに基づいて議論を展開しているものは、あまり見当たりません。単なる個人の意見や好みにすぎないものを「仏教的」と称する場合も多い気がします。つまり、上記①②③④が区別されることなく、混同されている場合が多いと思うのです。そこで、この本をテキストとして、生命倫理の諸問題に対する見解が、「仏教的」であるとはどういうことなのかを考えたいと思います。

キーオンは上座部仏教の立場に立って議論を進めていますが、他の立場(大乗仏教など)にも一応の目配りがなされています。ですから、本書は、私たちが「浄土真宗的」な生命倫理観を打ち出す手続きを明らかにすることにも役立つと思います(それに関連する日本語の参考文献については、講義の中で適宜紹介します)。また、本書はまずは仏教の立場から「生命倫理とは何か」を論じたものだと言えますが、同時に生命倫理の諸問題を通して「仏教とは何か」を考えるものにもなっていると思います。

以上に述べ来たった意味において、本書は「仏教」と「生命倫理」の関わりを考える上で最適なテキストだと言ってよいと思います。但し、本書の日本語訳は出ていませんので、この講座では私が適宜(全部で17章あるうち、毎回2章分ほど)本書の内容を紹介しながら解説を加えた上で、参加者の質疑や意見を出していただく形で進行したいと思います。が、もし自分で原文を読みたいという方がおられましたら、その方には本書の内容を報告する役割も担っていただきますので、その旨、遠慮なくお申し出ください。

皆さんの積極的な御参加をお待ちしています。

開催日時

2021年
・4月28日(水)13:00~15:30
・5月26日(水)13:00~15:30
・6月23日(水)13:00~15:30
・7月28日(水)13:00~15:30
・8月25日(水)13:00~15:30
・9月は休み
・10月27日(水)13:00~15:30
・11月24日(水)13:00~15:30
・12月は休み
2022年
・1月26日(水)13:00~15:30
・2月23日(水)13:00~15:30
・3月は休み
 

[4]仏教と女性(当分の間、休止)

講師:渡辺典子(釋秀慧・光西寺副住職)
(2021/3/19更新) 
 
仏教と女性
 
 都合により、当分の間、休止します。

開催日時


   
宗教法人光西寺
住職 渡辺順誠(寿台順誠)
〒190-0021
東京都立川市羽衣町3-20-16
TEL.042-522-3413
FAX.042-524-7788
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